2010.12/26(sun)-29(wed) YAKINIKU-アーティスト・アクションin枝川

YAKINIKU-アーティスト・アクションin枝川チラシ表
YAKINIKU-アーティスト・アクションin枝川チラシ表
YAKINIKU-アーティスト・アクションin枝川チラシ裏
YAKINIKU-アーティスト・アクションin枝川チラシ裏

 2010年の暮れ、戦後の在日コリアン史にとって象徴的な場所「枝川」の東京朝鮮第二初級学校旧校舎でアートイベントが行われました。

 「枝川朝鮮学校」の名で知られる本校は、幻のオリンピックとなった1936年東京オリンピックをめぐる塩浜地域の都市整備により、ゴミ焼き場しかなかった湿地帯枝川へ強制移住させられた在日朝鮮人達によって建てられた学校であり、2003~2007年に東京都との間で行われた「枝川裁判」の舞台でもあります。

 

 この歴史の染み込んだ枝川朝鮮学校の旧校舎は、1964年に、在日一世・二世の世代が文字通りスコップ片手に自分たちの手で建設した学校です。枝川裁判を経て、内外からの注目と支援運動が広まる中で、老朽化が進み、雨漏りに悩まされ続けた旧校舎を解体し、新校舎を建設することが決定。2010年7月には新校舎建設上棟式を行いました。

 そんな、枝川が新たな歴史を刻もうとしていた時期に、韓国の写真家・映像作家/安海龍(アンヘリョン)氏の呼びかけで、旧校舎でアートイベントをやろうとアクションを起こしました。

 またたく間に多くの賛同者を得て、日/韓/在日のアーティスト・写真家・映像作家・音楽家・社会学者・パフォーマー・詩人など多くの表現者、そして学校の子供たち・地元の方々・学校支援市民団体が協力しあい作りあげた旧校舎お別れアートイベント。

 ハイライトはなんといっても最終日に行われた「コマウォ、ウリハッキョ(ありがとう、私たちの学校)!旧校舎お別れヤキニクパーティー」でした。旧校舎の講堂内に七輪が並び、モクモクと舞う煙と炭火ヤキニクの匂いに包まれながら、枝川の歴史を生きてきた一世の在日の人々・在校生と卒業生・学校支援関係者・参加アーティスト・イベント来場者が一堂に会しての大団円となり、盛況のうちに幕を閉じました。

 

ここでは、当時の様子や、イベント関連資料などをご紹介します。

イベント関連動画①2010年末 東京朝鮮第二初級学校 終業式

イベント関連動画②旧校舎との思い出

イベント関連動画③YAKINIKU-Artist Action in EDAGAWA