『安井清 兵士、捕虜、戦犯、語り部を生きる』

本書は、元日本兵・坂倉清さんの半生=安井清として生きていた時代を綴ったもので、第一部は坂倉さん自身の"手記"、第二部はインタビューによる"語り"で構成されている。坂倉さんは、1920年千葉県に農家の長男として生まれ、1940年に現役徴集され中国の山東省に出兵した。以降、1945年の敗戦まで数々の作戦活動に従事し、敗戦後はシベリアに5年間捕虜として抑留、さらに1950年から6年間、戦犯として中国の撫順戦犯管理所に収監された。

そして帰国後の1957年、結婚されて坂倉姓となり日本での生活を再出発させる。またこの年、撫順と太原から帰国した戦犯達は「中国帰還者連絡会(中帰連)を結成。反戦平和と日中友好を理念とし、彼らの戦後をスタートさせるのだった。

 

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手記、語り:坂倉清
編集:坂倉本検討会 / 仕様:A5版, 並製, 208ページ

ISBN978-4-9906776-0-2
分類コード:C0023
定価:¥1000
発行者:Artist Action
発行所:Artist Action
連絡先:Artspace K(tel 06-6770-3860 fax 06-6770-3861)